インプット ・ アウトプットの大切さ

こんにちは。デザイナーのYAです。

いろんなものを見聞きすること、そして溜め込んだ知識を使って世の中に吐き出していくこと。
それって、デザイナーにとってはとても大事なことなんだなと感じている今日この頃。

つい最近まで特に考えもしなかった「インプット・アウトプットの大切さ」について、今回はお話していきたいと思います。

そもそも「インプット」「アウトプット」とは?

こんな単語の1つや2つ、調べれば一瞬で出てきます。
大体必ず出てくる「答え」として、「インプット」とはまず日本語で「入力」という意味があること、それから転じて「新しい知識や情報を取り入れていくこと」「スキルを身につけていくこと」となっています。

対して「アウトプット」とは、コンピューター用語で「出力」、転じて自信が得た学習や経験・スキルを活かして、世の中に広めていく、発信していくことを指します。

こんなのいちいち説明されなくてもわかるわ!……なんて言わないでくださいね。
言葉の意味を知っていても、実際にこれをしないとどうなるのか……みなさんも、一度は経験したことがあると思います。
ここから、私の考えをお話していきますね。

知識は「勝手に」身に付くものではない

「インプット」。
単純にその意味を知っていたとしても、情報や知識は勝手に脳にインプットされるものではありません。
もちろん、流れでインプットすることはあるでしょうが、その「流れ」というのも、何もしなければくることはありませんよね。
朝起きてテレビをつけると世間のトレンドが発信されているし、本を読めばテレビでは発信されないことがたくさん書いてあります。
実際にお店やカフェなどに行けば、テレビで見たトレンドのものがどんな味なのか、どれくらい良いものなのかがわかりますし、TwitterやInstagramなんかを見ていれば、自分が興味のないことなどもタイムラインで流れてきます。
そういった世間の流れ。それって結局、自分から得ようとしなければ得られないものなんですよね。
スマホも見ない、テレビも見ない、本も読まず、外にも出ずにただ寝てるだけでは当然知識など入ってきません。
「インプット」とは、「興味・関心を持って」「自分で行動を起こして」知識を取り入れることなのです。

知識とは徐々に抜けていくものである

さて、前項で「インプット」のお話をさせていただきましたが、ここで二つ、誰しもが思い当たるであろう例を挙げたいと思います。

①1ヶ月前に、テレビや雑誌か何かでスポーツの特集を見たとします。
家電量販店で立ち見した、本屋さんで立ち読みした、そんな感じでしょうか。
そして1ヶ月後の今日、たまたま友人と食事をしていてスポーツの話になりました。
どこかで聞いた話、けど、思い出せない。……何で見たっけ?どんな内容だったっけ?
ぼんやりとは覚えているような……?いや、忘れちゃったな。

②仕事でとある業務を任されたとします。
まだやったことがない業務でやり方だけは教えてもらったけど、他の業務が忙しく実践も練習もできていませんでした。
そしていざ、その業務が自分に回ってきて、それについてお客様と打ち合わせをすることになりました。
しかし!練習も実践も予習すらできておらず、結果言葉に詰まり、満足に打ち合わせができませんでした。

上記に挙げた二つの例、これには共通して、決定的な原因があります。

それは、「アウトプットができていない」から。

ん?②に関しては、初めての業務だし教えてもらってはいるけど、やったことないんだからそれが普通じゃないの?
と思うかもしれませんが、よく考えてみてください。
②の例は「仕事」で起きたこと、なのです。
仕事をする上でこんな曖昧なことが起きてしまうと、お客様からの信頼を得られないですよね?
「この人は大丈夫か?」「この業務のプロじゃないのか?任せて大丈夫かな……」と、不安がられてしまいます。
この二つの例は、共通して、得た知識をすぐに「アウトプット」つまり「発信や実践」をしなかったことが原因なのです。

「アウトプット」とは、ただ単に知識や情報を発信することではありません。
「インプット」した知識を誰か、何かに「アウトプット」し、それをさらに「インプット」していく……。
このサイクルが大切なのだと私は考えます。
このサイクルを繰り返す単純な理由としては「忘れないため」。
だた聞いただけの状態だと自然と忘れていくのが人間です。
だって、なにも発信できていない、自分の中だけで完結させてしまった情報は、次々と取り入れる新しい情報に埋もれてしまいますからね。

記憶力の向上+教えられる力が身に付く

歌は口に出して歌わないと歌詞は覚えませんよね?
前に聞いたことを突然今やろうとしても、そもそも覚えてないし、できませんよね?
つまり、そういうことです。

この「インプット」と「アウトプット」。
デザイン業界やクリエイターにとってもかなり重要な部分です。
世間のトレンド……今流行りの、最前線のデザイン、その見せ方はどんなものか。
まずはそれを調べ「インプット」。自分の知識として取り入れることから始まります。
そしてそれをお客様に提案し、世間に受け入れられるよう、世間の人が親しみを持てるように作り上げていく、つまり「アウトプット」していきます。
もし自分に知識がなければ、そもそもお客様に「どんなものがいいのか」をご提案することもできないですし、「良いもの」作ることも到底できません。
デザインなどを依頼してくるお客様の大半は、デザイン業界やマーケティング等の知識を知らない状態でお仕事を依頼してきます。
デザインだけでなく、そういった専門の知識に関しても、お客様に発信していくことで、自らの記憶にしっかりと残りますし、反省点だって次々と見えてきます。
そして「ちょっとわかりにくかったかもしれないな」「次はこうやって教えていこう」と、さらに自分で知識を精査し、ご提案……。
このサイクルをしっかり繰り返すことで、「教える力」もぐんぐん上昇していきます。

話上手・話題性に長けた人になる

周りに一人はいませんか?常に話題が豊富で会話が途絶えない人。
私はそんな人を見るとつい「羨ましい」と思ってしまいます。
でもそういう人って、日頃からテレビやSNSをしっかり見て情報収集をしているんですよね。
そして日頃から、その日得た情報を発信するようにしている。
お話上手な人というのは、常日頃からそうやって自分の口で情報を発信してきたからでもあると思います。
もちろん、もともと明るい性格、だというのも否めないかもしれませんが、案外誰だって話上手になれるし、話題が尽きない楽しい人になれるのではないかと思っているのです。
だって、なにも知らなければ、何も話せないですからね。

もったいぶらずに教えることも大事

得る知識の中には、人に教えたくない、自分だけの知識にしたい!と思う情報もあるかとは思いますが、そこはもったいぶらずに話しましょう!
例えばデザインのスキルなんかは良い例です。
すごくかわいく仕上がった!
この表現・加工の仕方……おしゃれじゃない?
自分でもそう思うことって、割とあったりします。
デザイナーなら、「これどうやってるの?」と聞かれることも少なくありませんよね?
でも……教えるのは勿体無い……。
できれば、自分だけが使えるスキルであって欲しい。
そう思うことだってあります。だって人間だもの。

でも、そこはもったいぶらずに教えちゃいましょう!
誰かに発信したスキル。それをどういう風に活かすのかは、その人の技術とセンス次第です。
自分と同じような表現は、誰にもできないのですから。
誰かに教えた知識も、その誰かは全く違う方法で活かしていくかもしれませんからね。
自信を持って教えちゃいましょう。そこからまた、自分にとっても良い発見があるかもしれませんよ。

おわりに

インプット・アウトプットは生活に欠かせない「サイクル」。
いろいろと書いてきましたが、なんだかんだ、人間は自然とこのサイクルを繰り返しているものです。
今はネットの時代。
YouTubeで見て気に入ったものは、Twitterなどで自ら発信するでしょうし、家族と住んでいるなら話のネタとして話すでしょう。
情報はそうして発信し、広がり、そして覚えていくものですからね。
仕事をしていればその業界のことに関して嫌というほど情報が入ってきます。
そしてそれをただ寝かせておくのか。自分の物として派生させていくのか。
その違いが、仕事の行く末を、今後の人生を左右するといっても、あながち過言ではないのでしょうね。
私もこのサイクルを常に意識して、頑張っていこうと思います。

それでは、次回のブログでお会いしましょう。

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