デザインを上達させる5つの方法
こんにちは、デザイナーのYAです!
さて今回は、「デザインを上達させる5つの方法」をご紹介していこうと思います!
デザインをしていると、ふと手が止まってしまう。
こんなことって、よくあると思うんです。私も度々そうなります。
しっかり時間を貰ってデザインを考えられればいいのですが、そんな都合のいいお仕事なんて、残念ながらこの世の中にはありません……(あったとしても稀でしょう)。
デザインの腕を少しでも上げたい!そんなデザイナーさんにおすすめする上達法をお教えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
1.フォントを味方につける
フォントはデザインの方向性を決める大事な要素
先日のブログにも書いていますが、デザインをする上で「フォント」というのは最も大切な部分です。
使うフォントを間違うとそのチラシやパンフレット、ホームページの雰囲気があっという間に崩れてしまいます。
大安売りの賑やかなスーパーのチラシに細く綺麗な明朝体が入っていてはおかしいですし、高級ホテルや高級料理店のパンフレットに極太のゴシック体やきらきらとしたフォントなんて使われていたら……
ああ!もったいない!……って思いますよね?
そんなことにならないために、フォントが持つ雰囲気を味方にすることはとても重要なんです。
紙面を通して、見出しやアイキャッチ以外のテキストは基本同じフォントを使うと良いでしょう。
デザインにはある程度の一貫性があった方が見る側にも伝わりやすくなります。
こちらのブログでは、私がおすすめするおしゃれ&カッコいいフォントを、使用例を交えご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
2.テキストが持つ意味と雰囲気を読み取る
下のテキストの雰囲気を読み取ってみましょう。
①年末年始の大特価!!バイヤーおすすめスーパーセール!!
②夫婦で過ごす年末年始~ちょっと贅沢、高級おそばで優雅な年越し~
③リフォームするなら今!!定価からの大値引きを実現!!ぜひ一度ご覧あれ!
④大切な人を支える、そのお手伝いを。
⑤フルーティな果実の甘み。まるでジュースのよう。
上の5つの文章、一体なんのテキストなのかわかりますか?
どれも見たことがあるような内容の文章ですよね。
このテキストを読み取ると、こんな感じになります。
❶『年末年始』『大特価』『バイヤーオススメ』という単語から、スーパーのチラシであるとわかる
❷『ちょっと贅沢』『高級おそば』『優雅』という単語から、高級なお店、または専門店であることがわかる。
❸『リフォーム』という単語でリフォーム店やハウスメーカーなのかな?と想像できる上、『大値引きを実現』という言葉から華やかで明るいイメージで、お祭り感があるとわかる。
❹『大切な人を支える』などという言葉は、限られた場面で使われることが多いです。たとえば介護施設やクリニックなど。
❺『まるでジュースのよう』という言葉から、カクテルやアルコールを連想。加えて『果実の甘み』とあるので、度数が低い甘めのお酒なのかな?と想像できる。
このように、テキストだけでも雰囲気やなんの広告なのか簡単に読み解くことができます。
もちろん、このイメージとは全く違うものを想像した人もいるかと思いますが、大体はこんな雰囲気をイメージしてデザインをするといいと思います。
クライアントから原稿を送られてきたとき、ただ文字だけが書いてあったなんてこと、よくありますよね。
そういう時は、テキストの雰囲気を読み取ってみましょう。
いろんな単語を読み取って調べていくことで、自分の引き出しを増やすことにも繋がります。
3 あらかじめ備わっている機能を活用する
illustrationやPhotoshopには、あらかじめ用意されている機能が多々あります。
物を作る上ではこういった機能を使わないのは勿体ないです。
私がよく使う機能の中でも特に役立つ物を挙げていきましょう。
スウォッチ
デザインソフトにはあらかじめたくさんのスウォッチパレットが用意されています。
ですが、実はスウォッチはデフォルトで表示されるものだけではないんです。
この部分をクリックすると、このように色々出てきます。
これがあらかじめ備わっているスウォッチ達です。
イメージ通りの色が作れなかったり、そもそも色を扱うのが苦手……なんて方にもこれはオススメです。
作るのが結構めんどくさいグラデーションも豊富に揃っていますので、こんなあとはこれを少しずついじればイメージ通りの色相に近づくはずですよ。
オリジナルのドットや柄のパターンを登録すれば、さらにデザインの幅が広がること間違い無しですね!
グラフィックスタイル
これまた使えるのがグラフィックスタイル。
以前のブログでご紹介した下記のブログにも書いてきますが、縁巻き文字や縁巻きオブジェクトを作る時に本当に助かるんです。
これもスウォッチ同様ここをクリック。
そうするとまたまたたくさん出てくる出てくる。
ちょっとデータは重くなりがちですが、たとえば『ざらざらとした和紙のような効果』や『キャンバスのような見た目』なども登録でき、一つ一つ1からの調整が面倒!なんて時に役立ちます。
なかなか使わないような装飾がたくさんありますね。
しかし、入っているグラフィックスタイルをそのまま使うと、wordやPowerPointの装飾と似たような雰囲気になるので、適用させた後に自分で調整してデザイン性を高めさせるといいですね。
4.見よう見真似で作ってみる
なんといってもやっぱりはこれが一番効果的で、デザインを学ぶためには最も効率的です。
コツなどがわからないまま1から考えて作るなんて、いくら時間があっても足りませんよね。
なので、まずは自社で作られたものやPinterestなどでお気に入りのデザインを探してきて、それを真似して作ってみるのが一番です。
デザインによって変わる余白感や文字の詰め方なども、デザインとあわせて一度に学べますからね。
余談ですが、Pinterestはオシャレなデザインなどがたくさん載っています。Googleの画像検索で調べるのもいいですが、私は特にオススメするサイトです。(実は私も頻繁に見るようになったのは最近なんです)
5.素材の力を借りる
デザインに詰まったときに借りるべきなのはやはり『素材』の力ですね。
イラストAC、画像ACのようなフリー素材はもちろん、PIXTAなどの有料のものまで、世の中には素晴らしい素材がたくさんあります。
チラシの背景や季節の素材、アイキャッチ、小さなアイコンまで……私もこれまで幾度となくお世話になってきました。無くてはならない存在と言っても過言ではありません。
例えば、デザイン制作の途中で予期せぬ余白ができた時などには『写真』や『イラスト』だけじゃなく、その紙面の方向性に沿う『シルエット素材』を使うのも一つの手です。
これもフリーのサイトがいくつかありますので、探してみましょう!
ただし、自社で販売する年賀状やデザインのテンプレートに使用してはいけません。
あくまで『作るデザインの雰囲気を彩るためのおまけ』として考えた方がいいです。
利用規約をしっかり読んで、正しくお借りしましょう。
さいごに
いかがだったでしょうか?
私もデザイン制作をする際はこの項目を常に意識して使うようにしています。
時短にもなりますし、さまざまな色合いやアピアランスを新しく発見できる機会にもなりますので、みなさんも積極的に使ってみてくださいね。