【住宅会社編】どんなパンフレットが必要？開業・リブランディング時のパンフレット制作
住宅会社（ハウスメーカー・工務店）などでは、どんなパンフレットが使用されているでしょうか？
モデルハウス展示場やお客様邸の見学会などで手渡ししたり、ホームページやSNSからの資料請求リクエストに応える形で郵送したりと、住宅業界では他業種とくらべて紙媒体というアナログな手法でアプローチする機会がまだまだ多く、パンフレットは「必須の販促品」といっても過言ではありません。
エンドユーザーにとってどのようなパンフレットが用意されていると住宅会社にとってプラスになるのでしょうか？
今回は、長年に渡り数々のハウスメーカー・工務店さんの販促サポートをさせていただいてきた弊社が考える「どんなパンフレットが必要なのか」を制作実績も交えてご紹介します。
パンフレットの種類
まずはざっくりと、どのようなパンフレットの種類があるのかを見ていきましょう。
一般的な企業では
・会社案内
・商品紹介
・採用案内
の大きく分けて３種類程度を用意することが多くなります。
住宅会社・ハウスメーカーでは、
・会社案内
・商品案内
・採用案内
・施工事例
・標準仕様案内
の上記５種類程度を用意することをおすすめします。
住宅は数百円〜数千円の商品とは違い、検討から購入までに至るプロセスが長期になる傾向があります。そのため、施工事例パンフレットや標準仕様案内など、住宅購入を検討する消費者に対して比較検討材料となる「詳細情報」を提供することが必要になります。
各パンフレットに入れる内容
それでは、各パンフレットにはどのような内容を入れ込むと効果的なのでしょうか。以下でご紹介します。
会社案内
企業の思い・理念や歴史を伝える会社案内。
業務やサービスの内容、会社の規模など、基本情報も入れ込みます。
会社案内は、企業としてどのような理念やコンセプトのもとに商品やサービスを提供しているのか、企業や代表の「ストーリー」が重視されると消費者に伝わりやすいと言われています。
魅力的なキャッチコピーやデザインを用いることで、パンフレットブランディングの第一歩となります。
商品案内
商品案内は１つの商品につき１つ用意することが基本です。
住宅会社の場合、いくつもの商品やプランを提供していることも多く、会社の規模によっては総合カタログと単体のプランカタログに分けて制作することもあります。
商品ごとにパンフレットをつくるメリットは「デザインや仕様の違いで商品ごとのブランディングができること」。用紙の質感や加工などで個性を出すことにより、パンフレットの最大の特徴である「手にとって見る」というポイントを最大限に活かすことができます。
採用案内
どの企業にも共通する「人材」の課題。
採用案内は、企業が欲しい人材を集めるために必要なものです。新卒採用なら学校や説明会に配布したり、中途採用で即戦力を求める場合には転職フェア等の合同説明会で渡したりしますよね。
採用案内では、先輩となる社員の現場からの声や、こんな仕事をしてもらうという業務内容の紹介など、具体的にその企業で働く自分の将来が見えるようなパンフレットにすると良いでしょう。
施工事例
新築での住宅購入を考えているユーザーにとって、「企業がどのような施工実例をもっているのか」ということは自分の家づくりに直結する大切な情報（判断材料）となります。
モデルハウスや展示場など、自慢の事例を紹介するのはもちろんのこと、お客様の理想や要望を叶えた等身大の実例をパンフレット化して資料請求用として送付するのもおすすめです。
標準仕様案内
規格住宅・注文住宅問わず、企業ごとに設定されている「標準仕様」も、施工事例と併せて実際に家を建てることを検討しているユーザーには大事な情報です。
標準仕様の詳細を提示することにより、消費者は家づくりについての具体的な情報を知ることができ、そのクオリティを比較するだけではなく、どんな扉や床の組み合わせにしようか等の想像を膨らませることができます。
メインとなる水回りの生活機能（キッチン・浴室・洗面台・トイレ）だけではなく、内装（壁紙や扉の種類・床）・外装まで掲載内容を網羅することで、親切で信頼感のある印象を与えられるでしょう。
各パンフレットにおすすめの仕様
上記で説明したパンフレットに掲載する内容をもとに、当社おすすめの仕様をご紹介していきます。
会社案内
住宅会社（ハウスメーカー・工務店）のパンフレットは数種類を用意することになるため、会社案内単体の場合はそれほどボリュームを持たせない場合が多いです。PP加工・箔押し加工などを施すことで高級感を持たせることができ、企業の信頼感UPに繋げることもできます。
【おすすめ仕様】
● 仕上がりA4サイズ ４〜８ページの折パンフレット
● 用紙：高級紙135k〜（ヴァンヌーボやアラベール等）
● 加工：表紙のみPP加工・エンボス・箔押しなど
商品案内
商品案内は企業で取り扱う商品ごとに別のものを用意するのがベストです。
商品ごとのブランディングを行う場合、各ブランドに合うようデザインだけでなく表紙の用紙を変えるなどするのもおすすめです。
【おすすめ仕様】
● 仕上がりA4サイズ 12〜20ページの中綴じパンフレット
● 用紙：マット紙 110k〜135k / コート紙 110k〜135k
● 加工：表紙のみPP加工・箔押しなど
※表紙だけ高級紙にする、横向きにするのもおすすめです。
採用案内
採用案内は複数の企業から「将来自分が働きたい」と思う企業を選ぶ判断基準のひとつになり、手にとって閲覧することからダイレクトに企業イメージが伝わるツールとなります。部署ごとの仕事の紹介や、実際に働く社員のインタビューなど、企業の想いや職場の空気感を伝えるために、8ページ以上のページ組みがおすすめです。
【おすすめ仕様】
● 仕上がりA4サイズ 8〜16ページの中綴じパンフレット
● 用紙：マット紙 110k〜135k / コート紙 110k〜135k
※表紙だけ高級紙にする、横向きにするのもおすすめです。
施工事例
施工事例はWEB上でも公開している住宅メーカーも多いですが、パンフレットで掲載する際には、設計スタッフから間取りへのこだわりコメントを入れたり、間取り集をつくるなどパンフレットならではのさまざまな見せ方ができます。
【おすすめ仕様】
●仕上がりA4サイズ 8〜20ページの中綴じパンフレット
●用紙：マット紙 110k〜135k / コート紙 110k〜135k
●加工：表紙のみPP加工など
※定型のA4サイズだけでなく、変形サイズで他の資料と差をつけ、手に取りやすい形にするのもおすすめです。
標準仕様案内
標準仕様は検討度合いの高いユーザーであれじっくりと時間をかけて見たいもの。内装や外装の細部まで標準仕様の案内を行う場合、情報量の多さによって雑多な仕上がりになることを防ぎデザイン性を重視するため、それなりにボリュームを持たせたパンフレットにするのがおすすめです。
【おすすめ仕様】
●仕上がりA4サイズ 8〜20ページの中綴じパンフレット
●用紙：マット紙 110k〜135k / コート紙 110k〜135k
●加工：表紙のみPP加工、表紙のみ高級紙など
上記のパンフレットの仕様はもちろん一例で、商品案内に標準仕様書をつける、会社案内に施工事例をつける等、いくつかの種類を併せて読み応えのある無線綴じの冊子一冊にするなどの方法も可能です。
住宅会社のパンフレット制作事例まとめ
パンフレット製作所リーフで制作した、住宅会社さんのパンフレット実例の一部をご紹介します。
エーエス・ライジング株式会社様
施工例カタログ
・内容：施工例・業務案内
・ページ数：仕上がりA4横型 24ページ中綴じパンフレット
・仕様：マットコート135K
・加工：表紙艶消しPP加工
住宅施工例
・内容：住宅施工プラン例（間取り集）
・ページ数：32ページ
・仕様：A4（変形）ケント110k
採用パンフレット
・内容：採用案内パンフレット
・ページ数：A4サイズ８ページ折りパンフレット
・仕様：マットコート135k
・加工：観音開き折り８P
株式会社セイカホーム様
・内容：商品カタログ／会社案内
・ページ数：80ページ
・仕様：A4 表紙コート110k／本文コート90k
・加工：表紙マットPP加工
株式会社おうち工房様
会社案内パンフレット
・ページ数：仕上がりA4 ２つ折りパンフレット
・仕様：マットコート135k
・加工：2つ折り加工
・内容：会社案内
一般社団法人熊本県建物環境改善協会様
会社案内パンフレット
・内容：会社案内 / サービス概要
・ページ数：仕上がりA4 ２つ折りパンフレット
・加工：2つ折り加工
まとめ
住宅会社（ハウスメーカー）さんにとって、パンフレット・リーフレットは非常に重要な販促品のひとつです。今回の記事が開業・リブランディングをお考えのハウスメーカー・工務店さんのお役に立てれば幸いです。
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