気持ちよく仕事が出来る!デザイナーがされて・言われて嬉しい10のこと
みなさん、新年明けましておめでとうございます。
昨年はひとかたならぬご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。
今年は寅年。
私は寅のように貪欲に、そしてスピード感を意識しながら、業務に取り組んでいく所存です。
本年もテイク・シーをよろしくお願いいたします。
さて、新年始めのブログは『気持ちよく仕事が出来る!デザイナーがされて・言われて嬉しい10のこと』と題して、デザイナーがされて(言われて)嬉しいことを、デザイナー目線でご紹介していきます。
これはデザイナーだけじゃなく、デザイナーに仕事を依頼する人にとっても、気持ちよくお仕事を進めるための参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.『こんな風(デザイン)にしたいんですけど…』
これはただ聞いているとわがままのように聞こえかねませんが、実はコレ、違います。
デザイナーが仕事をするときに知りたいのは『どんな雰囲気(デザイン)で作りたいのか』です。
なにも聞かないまま、もしくは提示して貰えないまま作ってしまうのが一番よくないのです。
デザインが完成してお客様に見せると、『こんなデザインじゃない!』『もっと味のあるデザインにして』と無理を言われて作り直し……この負のループは正直時間が無駄になってしまいますよね。
それを防ぐために『こんな風にしたいんですけど…』などと言って、なおかつ参考資料を提示して貰えると本当に助かるんです。
こちらもご希望のデザインに合わせてしっかり作ることが出来ますからね。
ただし、ここで気を付けなくてはならないのが『著作権』です。参考にしてほしい資料を持って来られたとしても、その参考資料にも作った人の著作権があります。なので全く同じように作ることは出来ませんので、あくまで『雰囲気』や『色味』『方向性』という意味での参考という風にとらえた方が良いでしょう。
2.『これって時間かかりますよね?』
単なる質問のようですが、これもデザイナーにとっては嬉しいこと。
なぜなら、この質問は『デザイン(仕事)には時間がかかるものだとわかってくれている』からこそ出てくる質問ですよね?お客様がこの仕事に対して詳しくなくても良いのです。なんとなくでわかってくれているだけでも助かります。
お仕事をしていると、『これってすぐ出来ます?』『レイアウトは描いたのですぐ作って欲しいんですけど』などと問い合わせてくるお客様が結構多いものです。
しかし、実際はそれが現実に一番近いのです。だからこそ、『時間かかりますよね?』という言葉は一層ありがたく感じるのです。
3.『どれくらいで出来ますか?』
これは割とよくある質問なのですが、これはデザイナーにとって『嬉しい』というより『ありがたい』言葉・質問ですね。
2の項目に似ているようで似ていないのが、この質問はお客様が『どれくらい時間がかかるものなのかわからない』からしてくるものですよね。
こちらとしても、聞いていただけるとしっかりと制作時間を確保した上でお答えできますし、どれくらい時間がかかるものかをお客様にお教えすることができます。
デザインというお仕事を理解していただくまたとない機会にもなりますので、わからない方はとりあえずこの質問をすると、デザイナーは快く教えてくれます。
ちょっと似ていますが、『こういうことを紙面に入れ込みたいのですが、この場合はどれくらいかかりますか?』などという質問も良いですね。
詳細をお話しいただいた上でのお問い合わせですので、上記よりもより細かにお答えできますよ。
4.『このデザイン、いいですね』『すごく気に入っています』『満足頂けているようですよ(営業から)』
これらは単なる褒め言葉ですが、デザイナーにとっては特に嬉しい言葉ではないでしょうか。
ロゴデザインひとつでも、名刺一枚のデザインでも……褒められるのは嬉しいことです。
例えば特にこだわったアイキャッチや自作のキャッチコピーなんかでも、『これってこういう意味があるんですよね?いいですね』などと言われると、『お!この人はちゃんと理解してくれる人だな』とデザイナーは思いますし、同時にデザイナーの腕を見抜かれることにもなりますので、良い緊張感が持てます。
そういう理由がなくても、自分が作ったデザインを『気に入っている』と言われたら……もっと頑張ろう!と単純に思ってしまいますよね?もっと良いデザインを提供しよう!と、私も思います。
5.『私はこう思うのですが、どうでしょうか?(おかしいでしょうか?)』
デザイナーが作ったデザインに対し、意見を言っていただけるのは嬉しいことです。
たとえそれが小さな事だったとしても、デザイナーと同じ土台に立って一緒にデザインについて考えてくれていると私たちは思います。
まあ、それがあまりに多すぎたり、強い批判だったりすると、逆に『もういいって』と思ってしまうデザイナーも正直いるかもしれませんが、ある程度は言っていただけると、こちらとしては助かるものです。
あまりに何も言われないと、『逆にこれでいいのかな?大丈夫なのかな?』と不安になることもあるものですからね。
なにより、『お客様と一緒にお仕事をしている』という安心感と達成感を味わうことができて、デザイナーとしてのモチベーションも上がります。
6.打ち合わせのアポをちゃんと取ってくれる
これはどの職業においても大切なことだと思います。言葉というより行動ですね。
飛び込みで打ち合わせに来られるお客様もいらっしゃるのですが、デザイナーも営業もその日の予定は既に埋まっていることがほとんどでしょう。
なので、打ち合わせの時間も短くなりがちかつ、濃いお話もあまり出来ずに終わってしまうことがあるかと思います。
その点、アポは取っていただいた方が、こちらも十分な準備のもと打ち合わせに臨めますので、より良い時間を過ごすことが出来ると思います。
7.『このチラシ(パンフレットなど)のお陰でお客様が増えました』『売上が伸びたんです!』『お客様にも好評です』
これは4の項目にも似ているんですが、それにプラス『結果』が合わさった力強い言葉です。やはり、良いデザインを作るのは、デザイナーならかろうじてできることですが、『結果』を見据えた『成果物』として作り上げることは本当に難しいことだと思います。私も毎回手こずっていますから……。
その努力が実った証拠として聞くと嬉しいのが、『売上が増えた』『集客ができた』といった言葉なのです。
お客様と一緒に考え、作り上げたものであればあるほど、デザイナーにとっての達成感ややりがいにも繋がりますからね。
8.『またお願いしても良いですか?』『また頼みますね』
継続のご依頼が来たとき、それはデザインや仕事の仕方など、いろんなことを含めて気に入って頂いたからですよね。
結果もそうですが、営業とお客様の信頼関係のお陰でもあります。
いろんな人の努力が積み重なって頂けるご依頼だからこそ、いつも以上に頑張ろう!と思えるものですよね。
9.ご指名で仕事を頂けたとき
これは本当に嬉しいことです。
営業とお客様との関係構築のお陰でもありますし、なにより自分が手掛けたチラシやパンフレットを、お客様に心から気に入って頂けたからこそのご指名、そして継続のご依頼です。
なによりやりがいを感じられることだと思います。
私も初めてご指名でのご依頼を頂いた時はすごく嬉しくて喜んだのを、いまでもハッキリと覚えています。
10.『これってどう作ってるんですか?』『どんな機能を使ってるんですか?』
これはデザイナー間のやり取りで私が思う、聞かれて嬉しいことです。
ただどう作ってるのかを聞かれてるだけなのですが……。
当然、私にも知らないことは限りなくあります。技術においても知識においても、ほとんど何も知らない人間だと思っています。
そんな私でも、誰かに教えられる技術を持つことができているのかな?と思うと、嬉しく感じるのかもしれませんね。
デザイナーなら、この気持ちをわかってくれるはず……!
おわりに
いかがだったでしょうか?
デザイナーならきっとわかってくれるであろうあるあるをまとめた、新年一発目のブログでした。
ご依頼をする人にも参考になるような内容ではなかったでしょうか?
これらを意識することで、もっとより良いお仕事ができることを願っております。
それでは今年一年、よろしくお願いいたします!